【2014年1月号掲載】
シリーズ第39回 シニアのためのダンススポーツ
今年こそ「Shall we dance?」
新年を機に何か新しいことを始めようとお考えの方、ダンスはいかがでしょうか?
今回はシニア層に役立つダンスとその効果について取材しました。
ダンスで脳を活性化?
軽度認知障害(MCI)という言葉をご存知でしょうか。
日常生活は送れるものの、
記憶力や判断力が低下した状態のことです。
そのまま放置すると認知症に進行する可能性がありますが、
早い段階で支援や治療を行えば、
進行や発症を遅らせることが可能だそうです。
「この予防策の一つとして、
音楽やダンスが役に立つと言われています」
と話すのは、北海道DSC理事の市川良雄さん。
脳の活性化には音楽や簡単な運動が良いと言われており、
それらを兼ね備えたダンスは効果的なのだそうです。
また、ダンスを通じて異性と触れ合うことも、
脳の活性化を促す効果があると言います。
始めるなら、ダンスサークル
市川さんは、地元の公民館や区民センターなどのダンスサークルをおすすめしています。
大抵、どこのセンターにもダンススクールがあるのでまずは問い合わせてみると良いでしょう。
市川さんがサークルをすすめるのは、施設使用料や暖房費程度の金額で参加でき、気軽に参加しやすいため。
(費用などはサークルによって多少異なります)
まずはサークルで雰囲気に触れ、もっと覚えたいと思ったら教室に進むのが、無理なく楽しく続けられるコツのようです。
服装は動きやすければOK。靴は、滑り止めなどのない夏靴(室内用)が適しているそうです。
専用の靴や服は、ある程度慣れてから購入しても大丈夫とのこと。
写真は、日本ダンススポーツ連盟(JDSF)
公認指導員などの資格を持つ市川良雄さん。
古希(70歳)とは思えぬほど
若々しい雰囲気です。
「あとはちょっとだけ、新しいことを始める
気持ちがあれば十分です。
『踊る阿呆に見る阿呆』というけれど、
やはり踊る方が楽しいし、
心身にもよい効果があります。
私は、ダンススポーツは自身の健康、
そして周りの人たちの健康、社会の健康、
ひいては日本人の健康のために
あると考えています」(市川さん)。
シニアのための法律相談所
【第39回】
気持ちを整理する「一年の計」
最近、子や孫への教育資金の贈与が話題になっています。
これは、銀行などと教育資金管理契約をすることで、
教育資金を1500万円まで課税されずに贈与できる制度です。
(ただし、平成27年末までの期間限定)
子孫に美田を残すより教育を施す方が、
かけがえのない財産になるような気がします。
また、婚姻期間20年以上の夫婦の場合、
配偶者に居住用不動産又はこの取得費用を贈与しても、
配偶者控除・基礎控除により
2110万円以下であれば贈与税はかかりません。
配偶者へのビッグなお年玉になりますね。
いずれにしても、年の初めは身辺の整理や、
今後の計画を考える絶好のチャンス。
どんな人生のピリオドを目指すか、気持ちを整理する意味で、
遺言を作成してみてはいかがでしょうか。
自筆証書遺言は、全てを直筆で書く遺言で、簡単に作成できます。
忘れてはならないのは日付と名前と押印です。
また、一番最後に作成した遺言が効力を持ちますから、
いつでも書き直すことができるので、
今の自分の気持ちと向き合うにはいい手段です。
《弁護士法人 小寺・松田法律事務所へのお問合せ》
TEL.011-281-5011 http://www.kmlaw.jp
私がお答えします!
弁護士法人 小寺・松田法律事務所
代表 小寺 正史さん
1980年から札幌で弁護士活動を開始。
常に依頼人の気持ちに寄り添って、
解決の糸口を見出すよう努めています。
事務所は札幌・岩見沢・滝川・苫小牧に
あります。