【2013年12月号掲載】
シリーズ第38回 シニアのためのクリスマスギフト選び
癒し効果のあるおもちゃ
間もなくクリスマスシーズン、プレゼントに迷う方も多いのでは?
今回は可愛くて癒し効果もあるギフトを紹介します。
癒し効果のある「ロボット・セラピー」
セラピーの一種に、動物との触れ合いを利用した「アニマル・セラピー」があります。
しかし、動物が苦手な人やアレルギーがある人には適さない、
病院などでは衛生面から実施できないなどの問題もありました。
そこで登場したのが、ロボットを使う「ロボット・セラピー」です。
ロボットは、人の声や触れることで反応を示すようにプログラムされています。
可愛いしぐさや鳴き声、簡単な言葉を理解するなど、
可愛がれば可愛がるほど多彩な反応を示すようになり、
その反応に癒し効果があるといわれています。
一部の高齢者福祉施設などでは、実際にロボット・セラピーを導入して
効果を上げているところもあるそうです。
大人も癒すコミュニケーション玩具
普通のおもちゃにも、気軽に癒し効果を取り入れられるものがあります。
これらは「コミュニケーション玩具」などと呼ばれ、
可愛らしい外見と、なでる・声をかけるなどのコミュニケーションを重ねることで
反応が少しずつ、さまざまに変化する機能が組み込まれているのが特徴です。
「お孫さんのために購入したのをきっかけに、購入したご本人も
気に入ってくださるという話が多いですね」と話すのは、
トイザらス・ベビーザらス 札幌店のアシスタント・ストア・ディレクター 加藤敦さん。
最近ではスマートフォンを利用して遊べるなど、
より進化した機能を持つ商品も登場しています。
「子どもはもちろん、大人も癒されるものが増えてくると思いますね」(加藤さん)
まもなく訪れる、クリスマスシーズン。
この機会に、プレゼント選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
シニアのための法律相談所
【第38回】
苦痛を癒す一助
慰謝料は本来、精神や肉体的な苦痛を癒すために支払われるもので、
特に精神的な苦痛は、それぞれの事情により千差万別で、
その金額の判定も難しいものがあります。
反面、交通事故などの損害賠償では一定の基準があり、
それに基づき計算されます。
これは類似する交通事故でも、裁判官により判断が著しく異なると、
公平ではないということによります。
入院期間や通院期間により一定の算定基準があり、
それを基準にして金額が算定されます。
では離婚の場合は?とみると、財産分与と慰謝料に分けて考えられます。
離婚に至る事情は様々ですが、相手側に著しい過失や問題がある場合は、
多額の慰謝料が妥当だと考えられます。
しかし日本では海外と違って、なかなかそうはいかないのが実情です。
映画のシーンのように、多額の慰謝料を獲得して優雅な生活を送るというのは、
まずないと考えたほうがいいようです。
所詮、個々人の精神的苦痛を金銭に置換えても、
苦痛そのものは容易に癒されるものではないということかもしれません。
《弁護士法人 小寺・松田法律事務所へのお問合せ》
TEL.011-281-5011 http://www.kmlaw.jp
私がお答えします!
弁護士法人 小寺・松田法律事務所
代表 小寺 正史さん
1980年から札幌で弁護士活動を開始。
現在は弁護士10人以上を擁し、
各分野に幅広く弁護活動を展開。
事務所も札幌に加えて、岩見沢・滝川・苫小牧の
3拠点に開設しています。