2026.03.27
遠軽町は、北海道オホーツク地方に位置し、悠久の時間とともに歩んできたまち。山々に囲まれ、清らかな川が流れるこの地には、静かな自然の中に、確かな歴史の気配が息づいている。
町内の白滝遺跡群から出土した黒曜石製の石器は、日本最古級の国宝として知られ、遠い昔から人々がこの地に暮らし、道を切り拓いてきたことを今に伝えている。オホーツクの大地に刻まれた人類史の重要な舞台のひとつでもあるのだ。
時代が移り変わった現在も、遠軽町には変わらぬ魅力がある。自然とともにある暮らし、地域に根ざした文化、人と人とのあたたかなつながり。その一つひとつが、まちの日常を静かに彩っている。
この「遠軽町の歩き方」は、名所を巡るだけの案内ではない。歴史に耳を澄まし、風景を味わい、暮らしの気配を感じながら歩くための一冊である。このまちを歩くことで、遠軽町が積み重ねてきた時間と、これから紡がれていく物語に、きっと出会えるはずだろう。
