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流通の拠点として食品製造業が立ち並ぶ白石区。この地域で全国的に有名な企業が、白石区限定の商品を製造しています。今回はその1つ、有名洋菓子メーカーのユーハイムからお話をうかがってきました。

 

白石区限定商品「ホワイト ブリック ストーン」

神戸に本社を置き、百貨店などで商品を展開している洋菓子メーカーのユーハイム。日本で初めてバウムクーヘンを製造したことで有名な企業ですが、白石区限定商品を作っていたことをご存知でしたか。


「ホワイト ブリック ストーン」8個入1,050円、12個入1,575円

その名も「ホワイト ブリック ストーン」。ダコワーズというアーモンド風味のメレンゲを使ったフランスの焼き菓子をベースに、レンガに似せた四角形の生地でチョコレートガナッシュをサンド。2000年に北海道限定ブランド「ノースハーベスト」の一種として開発されました。特徴はなんと言っても食べた時のモチモチとした弾力のある生地と後に引くアーモンドの風味。こだわりの洋菓子店ならではの、何個食べても飽きさせない味が売りの商品です。

素材も販売地域も！白石区にこだわった商品
ダコワーズは通常楕円形のお菓子ですが、ホワイト ブリック ストーンはレンガに似せるため、その形は四角形。しかし型がなかったため、わざわざ自社で専用の型を作ったとのこと。角が欠けてしまうなど製造には手間が掛かってしまいますが、一枚一枚丁寧に焼き上げ、地域の人々へ届けています。

また材料も白石区生まれのものを使用。区内にある横山製粉で製粉された「ゆきんこ」という口どけの良さが特徴の製菓用の小麦粉を採用しています。さらに販売地域も白石区内。工場併設の店舗のほかは、JR白石駅のキヨスク、地下鉄白石駅バス待合室で扱っているのみで、本当に白石区限定の商品なんです。

ここまで白石区にこだわった商品作りには、ユーハイムの地域への思いがありました。約40年にわたり、白石区の工場で洋菓子を作っていたユーハイム。工場併設のお店には地域住民の方も多く、なにか地域に還元できるものを、との思いから企画・商品化に至ったとのこと。白石区への感謝の気持ちが製品づくりの原動力になったのです。


 

ユーハイム白石店の、地域限定ブランドへの思い

今回お話を伺った株式会社ユーハイム札幌
支店営業課第一グループ 桔梗雅紀主任

ユーハイム白石店ではほかにも、道産素材を使用したブランド「ノースハーベスト」を販売。実はユーハイムで地域限定ブランドを展開しているのは、全国でも北海道だけ。というのも、ユーハイムで設けている厳しい基準をクリアしなければ材料として使用できないため、独自の製品を作るのはなかなか難しいのだとか。改めて北海道の素材のよさを認識させられますね。

ユーハイムの商品は大きな工場で大量に作られていると思っている方も多いかもしれません。しかし白石工場では地元の素材を使用し、手作りでお菓子が作られています。まるで宝探しのような気持ちで商品を見つけて、味わってみて欲しい、とお話しいただきました。お菓子づくりへのこだわりや、地域への思いを感じさせる商品が、ここにはあります。


 

企業情報

ユーハイム白石店
【住所】札幌市白石区中央1条4丁目3-78
【営業時間】10：00～18：00
【定休日】日曜定休、1/1～1/3はお正月休み
☎011-821-4141

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