さっぽろ圏逸品発掘プロジェクト

新篠津村 JA新しのつ/新篠津村観光協会

新篠津米

自然要素・三位一体!そうして生まれる米

石狩管内で断トツトップの作付面積と収穫量を誇る道内有数の米どころ・新篠津。元々、典型的な畑作地帯でありつつも、水害の被害にあったり、泥炭地ということもあったりで、農業環境に恵まれた土地ではなかったそうだ。しかし、昭和30年代初期から村人たちの努力によって水田へと転換。その後も土地改良事業を行い、田園地帯へと変貌を遂げたという。

新篠津村の水田
村の総面積約78k㎡の内、ほぼ半分が水田という驚きの数字を誇る

現在の新篠津では、一番生産量が多い「ななつぼし」、やわらかい食感と粘りが特徴の「おぼろづき」、粒がしっかりしている「きたくりん」、豊かな甘みが人気の「ゆめぴりか」、あっさりとした味わいの「きらら397」、噛むほどに甘みが広がる「そらゆき」、冷めても美味しい「ほしのゆめ」、水稲直播栽培の「大地の星」、粘りが強く玄米サラダなどに合う「あやひめ」の全9品種の作付けを実施。「安全・安心・美味しい」は当たり前と考え、「さらなる良質米へ」との工夫・努力を行っている。

そのひとつが「クリーン風土」。平野が広がっているから風が通る「キレイな空気」、有機微生物群肥料を活用する「健康な土」、そして大雪山系の雪解け水を運んでくれる石狩川の「栄養分豊かな水」。これらの要素が三位一体となって、新篠津ならではの美味しさが楽しめるお米が生み出されているのだ。

JA新しのつでは1999(平成11)年からブレンド米「田楽福(たらふく)」を製造。これは「新篠津の田んぼで育ったお米を食べ、楽しい食生活に福が来ますように」との願いが込められている。村の産直市場には、サイダーや味噌など新篠津産のお米を加工した商品もあり、姿を変えた「美味しい!」にも出会える。

米サイダー
新篠津村産米ゆめぴりかを使用した地サイダー、新しのつのこめサイダー150円(税込)。「子どもにも美味しく飲んでもらいたい」と、刺激弱めの微炭酸で、すっきりとしたやさしい甘さに仕上がっている
【こめサイダー販売場所】たっぷの湯 売店
住所 新篠津村第45線北2
TEL 0126-58-3166
営業時間 11:00∼21:00
定休日 第3月曜(祝日の場合は翌日)
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