さっぽろ圏逸品発掘プロジェクト

恵庭市 花カフェきゃろっと

コーヒー

コーヒー鑑定士が焙煎する至極の一杯

カフェ
チーフバリスタの浅野小百合さんが淹れたコーヒーは、「同じ豆なのに、お店で淹れてもらうと豆の個性が何倍も際立つね」とお客から感激されることも。

「母が焙煎したコーヒーを初めて口にし、このおいしさを、もっと多くの人に伝えたいと思った」。

花カフェきゃろっとのスタートは現社長、内倉大輔さんの母、真裕美さんが経営していた小さな喫茶店。もともと会社員だった内倉さんが帰省した際に、その雑味のない、豆本来の香りと酸味が見事に調和した味わいに驚いた。選び抜いた豆と最適な焙煎方法でコーヒーの味を何倍にも引き出せると知った内倉さんは勤めていた会社を退職、店舗で働きながら国際コーヒー鑑定士(ワインの世界でいうソムリエ)になるべく修業を始めた。

当時、この資格の保持者は道内でたった1人、独学での挑戦だった。当時を知る妹の小百合さんは「お店も切り盛りしながら、毎日睡眠時間を削って焙煎技術の習得に全力を注いでいました」と話す。平成21年には晴れて道内2人目の鑑定士となり、世界中に流通しているコーヒー豆全体の数%という最高品質の「スペシャルティコーヒー」の中から本当においしいと判断した豆だけを、丁寧に焙煎した最高の状態で提供できるようになった。

店内では誰でもコーヒーのテイスティングができ、「もっとフルーティなものを」など要望を伝えると、お気に入りの銘柄をバリスタと一緒に見つけることができる。

コーヒー通にも、「今まであまりコーヒーが好きではなかった」という人にも、一度足を運んでほしい店だ。

カフェ
コーヒーの最高のパートナーとして自家製スイーツ作りにも力を入れている。写真は「自家製サクサクスコーン」450円(税込)。
カフェ
毎朝焙煎士と豆の種類や焙煎の深さを話し合い、こだわりの一杯を提供してくれる小百合さん。
カフェ
特殊な方法で抽出した高濃度のコーヒー液「カフェスト」365mℓ 1,980円(税込)は、水やお湯で割るだけで忙しい朝も本格的な味を楽しめる。
花カフェきゃろっと
住所 恵庭市恵み野西1丁目25-2
TEL 0123-36-4561
営業時間 10:00∼18:00
定休日 水曜
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