札幌市地域新聞 ふりっぱーWEB > メイドイン・サッポロ&オタル > 株式会社アミノアップ化学

Made in Sapporo 株式会社アミノアップ化学

札幌市清田区にあるアミノアップ化学は、世界に誇る技術を持っています。今回は、デリケートな菌類の培養や、老化防止に役立つ成分を開発するなど、バイオの分野で活躍する同社を紹介します。

植物の成長促進物質を開発・商品化で、バイオベンチャーの先がけに

  創業は1977年、代表取締役会長の小砂憲一さんが豊平区西岡に「北海道飼料研究所」を個人で立ち上げたのが始まり。いわばバイオベンチャーの先がけともいえます。1981年に「アミノアップ」を開発。これはキノコ類(担子菌)から抽出した植物ホルモン・サイトカイニンを主成分とした植物成長調節剤です。1984年に現在のアミノアップ化学株式会社を設立、同製品の販売を開始します。

世界で唯一・AHCCを生産 最初は培養タンクも自作

  次に同社が手がけたのが、免疫力を高める物質・AHCC(活性化糖類関連化合物)の抽出でした。原材料はキノコ類の菌糸体。しかし、その培養は非常に困難なものでした。スタッフは自ら設計図を引き、培養タンク製造から取り組みます。その努力が実り、デリケートな菌種も数ヵ月にわたる長期培養が可能となりました。こうして1989年に発売された健康食品「AHCC」は世界でも同社の工場でのみ製造され続けています。

ポリフェノール素材で化粧品やお菓子の商品化も

  赤ワインなどに含まれているポリフェノール。細胞の老化を防ぐ抗酸化作用があると言われますが、分子量が大きく体内に吸収されにくいという欠点がありました。同社はその分子をさらに細かくする技術を独自に編み出し、果物のライチから「オリゴノール」を開発、製品化しました。現在オリゴノールはサプリメントにとどまらず、機能性素材として化粧品や入浴剤、さらにはパン、アイスクリーム、飲料にも配合されています。他にも抗アレルギー物質のシソエキス、大豆由来の機能性食品など、自然の中からヒトに有益なものを見出し、科学的根拠(エビデンス)を明確にした製品を作り続けているのです。

スポーツチームのスポンサーやサークル活動で地域貢献

  国内外の大学や研究機関などとの連携も多い同社ですが、一方では地域密着を心がけています。プロバスケットボールチーム・レラカムイ北海道のスポンサーをはじめスポーツ・文化イベントにも貢献。社内でもチーム・オリゴノールを結成して各種スポーツ大会に参加など、積極的に地域に関わっています。大会などで見かけたら、ぜひ応援してくださいね。



概要
株式会社アミノアップ化学
株式会社アミノアップ化学
所在地/札幌市清田区真栄363-32
電話番号/011-889-2277
http://www.aminoup.co.jp/


画像にマウスをのせるとキャプションがでます。

現在は「スーパーアミノアップ」の名称で取り扱われている
健康食品「AHCC」は、現在の同社の主力商品。2002年には、米国ニュートラコン「ベスト新製品賞」を受賞している
1984年当時に作られたタンク(右)と、15トンの容量を持つ現在のタンク
オリゴノールを配合した商品の数々。道内企業とのコラボ商品も増えている
昨年末にばんけいスキー場で行われた雪中イベントでは、来場者にオリゴノール入りのホットドリンクを提供