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Made in Sapporo Vol.4 インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC/札幌デジタル創造プラザ)

「インタークロス」とは「異種交配」という意味。今回紹介するインタークロス・クリエイティブ・センター(通称ICC)は、札幌のクリエイターたちを支え、新たなビジネスと結びつけるという、縁の下の力持ち的存在です。

豊平区の一角に集まる、多彩なクリエイターたち

  札幌市豊平区にある、インタークロス・クリエイティブ・センター(通称ICC)は、正式名称を札幌デジタル創造プラザといいます。ここは札幌市経済局が2001年に創設したクリエイターのための施設です。現在ここには写真家、デザイナー、映像作家など24組が入居しています。形態も個人やグループ、企業など様々。入居には審査が必要で、入居期間は3年間と定められていますが、手頃な家賃でオフィスを借りられる上、コピー機やプリンタなどの機材、ネット専用回線、商談・会議室、カフェテリアなどが利用できます。

日本初の「クリエイターを育てる」施設

  しかし、ここは単なる賃貸オフィスではありません。インターネットを活用し、異業種と交流を深め、セミナー等を開催するなどの行動で、ビジネスの可能性を狙います。
  ICCは国内外でも珍しいデザイナーや映像作家にビジネスチャンスを与えるための施設なのです。起業支援ではよく見られる支援事業ですが、デザインなどクリエイト関連での支援は、全国でも初の取り組みでした。
  後に東京や富山、静岡にも同様の施設が登場しましたが、創設に際しては札幌を視察し、参考にしたところもあったそうです。

登山家も参加しているICCのコンテンツビジネスとは

  例えば写真家の場合、ただ作品を売るだけでなく、インターネットや映像等で使える場を増やし、使用される度に作者に一定の著作権料が入るようにすれば、ビジネスとして活用できます。現在、世界7大陸最高峰の単独無酸素登頂に挑戦中の登山家・栗城史多さんもICCに入居しています。彼は登山で撮影した山岳の写真や映像をビジネスに活用し、登山資金を捻出しているのです。このように様々なジャンルが交流し、新たなビジネスの可能性を創出するのが、ICCの狙いなのです。

10月に国際短編映画祭開催、上映本数3,400本

  ICCでは、一般の方が参加できる催しもサポートしています。その一つが、10月に開催される札幌国際短編映画祭です。今回は97ヵ国が参加し、約3,400本の作品が上映されます。日本の映画祭では珍しく作品の買い付けもできるため、世界各国の映画制作者やバイヤーが集まる、非常に活気に満ちた催しです。
  「インターネットの発達で地方のハンデが少なくなった。札幌で成功例を作り、世にまだ出ていないアーティストを紹介し、地元発信のビジネスがより展開できればいいですね」(ICCチーフコーディネーター・久保俊哉さん)





概要
インタークロス・クリエイティブ・センター
札幌市デジタル創造プラザ
インタークロス・クリエイティブ・センター
所在地/札幌市豊平区豊平1条12丁目
電話番号/011-817-8911
http://www.icc-jp.com/
※札幌国際短編映画祭は10月14日(水)~18日(日)、札幌東宝プラザ(中央区南2西5)
http://www.sapporoshortfest.jp/

画像にマウスをのせるとキャプションがでます。

国内初のクリエイター支援施設となったICC。<br>国内外からの視察も多い。<br>写真はカフェテリア
登山家・栗城史多さんもICCに入居
札幌国際短編映画祭2009のポスター。<br>このポスターもICCのクリエイターたちによって制作された。