海に面した小樽市には、古くから海や航海の神様を祀る神社が多く、夏は市内各地で祭りが開かれています。また、昭和20~30年代には見本市など商工関連の催事も多く開かれていました。 昭和33年、小樽市は商圏拡張と観光事業の振興を目的に、当時の「港まつり」、「北海道工業品共進会」、「競争花火大会」をまとめ、「第1回みなと小樽商工観光まつり」として開催。これが現在の「おたる潮まつり」の前身です。潮まつりのフィナーレを飾る花火大会は、昭和28年から行われていた「競争花火大会」に由来するものです。
こうして始まった「みなと小樽商工観光まつり」ですが、やがて「小樽の特色がない」という声も出てきました。その反省をふまえ、昭和42年に「おたる潮まつり」として生まれ変わります。キーワードは「潮」。それは海への感謝の気持ちを込め、潮の躍動感を伝える「動」の祭りでした。勇壮な「潮太鼓」の演奏や国民的人気歌手だった故・三波春夫さんの「潮音頭」に合わせて踊る「潮ねりこみ」など、小樽市民が主役の祭りは、40数年後の今もなお、受け継がれています。 ちなみに、潮音頭の録音は三波さんの非常に多忙なスケジュールの合間に行われたとか。そのせいか、後に三波さん本人は、録音したことをすっかり忘れていたそうです。
今年の開催は7月24日(金)~26日(日)。今年は、初日の夜にも花火の打ち上げを行うなど、華やかなオープニングになる予定です。また、知る人ぞ知る人気なのが第3ふ頭での海上観光船クルージング。乗船は無料で、7月上旬から予約を受け付けます(※)。他にも、漁船団に大漁旗やのぼりを飾って海面を彩る「潮わたり」や「みこしパレード」など、地元有志の方々が一丸となって祭りを演出しています。この夏、小樽の熱い祭りに触れてみませんか?

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