札幌市地域新聞 ふりっぱーWEB > メイドイン・サッポロ&オタル > おたる潮まつり

Made in Otaru おたる潮まつり

小樽の夏最大のイベント「おたる潮まつり」。普段は観光客で賑わうこの街も、この日ばかりは小樽中の老若男女が主役です。今回は小樽まで足を伸ばし、今年で43年目を迎える「おたる潮まつり」について紹介します。

ルーツは昭和20年代からのお祭り・イベントから

 海に面した小樽市には、古くから海や航海の神様を祀る神社が多く、夏は市内各地で祭りが開かれています。また、昭和20~30年代には見本市など商工関連の催事も多く開かれていました。 昭和33年、小樽市は商圏拡張と観光事業の振興を目的に、当時の「港まつり」、「北海道工業品共進会」、「競争花火大会」をまとめ、「第1回みなと小樽商工観光まつり」として開催。これが現在の「おたる潮まつり」の前身です。潮まつりのフィナーレを飾る花火大会は、昭和28年から行われていた「競争花火大会」に由来するものです。

潮の躍動感をイメージした「おたる潮まつり」

 こうして始まった「みなと小樽商工観光まつり」ですが、やがて「小樽の特色がない」という声も出てきました。その反省をふまえ、昭和42年に「おたる潮まつり」として生まれ変わります。キーワードは「潮」。それは海への感謝の気持ちを込め、潮の躍動感を伝える「動」の祭りでした。勇壮な「潮太鼓」の演奏や国民的人気歌手だった故・三波春夫さんの「潮音頭」に合わせて踊る「潮ねりこみ」など、小樽市民が主役の祭りは、40数年後の今もなお、受け継がれています。 ちなみに、潮音頭の録音は三波さんの非常に多忙なスケジュールの合間に行われたとか。そのせいか、後に三波さん本人は、録音したことをすっかり忘れていたそうです。

今年は初日にも花火を打ち上げ、祭りを盛り上げる

 今年の開催は7月24日(金)~26日(日)。今年は、初日の夜にも花火の打ち上げを行うなど、華やかなオープニングになる予定です。また、知る人ぞ知る人気なのが第3ふ頭での海上観光船クルージング。乗船は無料で、7月上旬から予約を受け付けます(※)。他にも、漁船団に大漁旗やのぼりを飾って海面を彩る「潮わたり」や「みこしパレード」など、地元有志の方々が一丸となって祭りを演出しています。この夏、小樽の熱い祭りに触れてみませんか?





概要
おたる潮まつり
おたる潮まつり公式ウェブサイト
※海上観光船の申込みは小樽産業港湾部観光振興室(0134-32-4111/内線267)、予約受付は7月上旬から(応募者多数の場合は抽選)
http://otaru.ushiomatsuri.net/

画像にマウスをのせるとキャプションがでます。

おたる潮まつりの花火大会では、<br>2,500発もの花火が打ち上げられる。
「♪ドンドコザブーンだ、ドンザブーン」の<br>フレーズが印象的な潮音頭。小樽市中心部を<br>小樽市民ら約5,000人が、この曲で踊り歩く
「みこしパレード」のルートは全長約3キロと、<br>全国的にも例を見ない長さだそう
潮まつりと同年の昭和42年に発足した<br>「おたる潮太鼓保存会」による潮太鼓の演奏