図1に示したのは、お馴染みのテイストマップです。横軸は苦味のセンサーを、縦軸には酸味のセンサーを使って「すっきり感」と表しました。この2つの軸をみると、各商品それぞれに味の差別化が図られています。その中でも、とても特徴的なのがサッポロの「スーパークリア」。苦味が非常に控えめで、さらにすっきり感が強くなってます。まさにそのネーミング通りの商品と言えるのではないでしょうか。また最近では気になる栄養成分についても表にまとめました。同商品はカロリー、プリン体が控えめであることも分かります。
図2には各商品のレーダーチャートを示しました。数値は商品間の違いを分かりやすくするために標準化を行った数値を使用しています。テイストマップの軸に加え「旨味」、後味としての「コクの余韻」、「旨味の余韻」を示しました。先ほどの「スーパークリア」は特徴的なのが一目瞭然。他の味わいは全体的に淡く、まさに「超すっきり」です。一方でほか3商品はチャート形状が類似しているように見えますが、それぞれに微妙にバランスが異なっています。サントリー「ファインゼロ」はこの4商品の中では全体的な味わいが強め。その中でも苦味由来のコク、コクの余韻を強めにしてビールの味を体現していると言えるでしょう。アサヒ「ポイントゼロ」は傾向としては「ファインゼロ」に類似していますが、相対的に味は控えめになっています。味のバランスは類似していますが、淡い印象を受ける方も多いのではないでしょうか。最後にキリン「フリー」ですが、軸の中で強いのが「すっきり感」です。他の味が控えめな分、数値以上にすっきり感が感じられるでしょう。ただし、他の軸も極端に小さいということでもないので、これがビール感を表現している秘密なのかもしれません。宴会に向けてあなた好みの味を確認してみてください!
味覚センサーとは、食材、食品の味を客観的な数値として測定し、味を目で見て判別できる装置です。人間が感じる「基本五味(塩味・旨味・酸味・苦味・甘味)」を中心に13の味を視覚的に表現できます。